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2007年7月13日 (金曜日)

【モノノ怪】第1話(その1)

モノノ怪 第1話 座敷童子(前編)の再生実況ネタバレレビュー(1)

 ゆうべの放送は録画しつつ生でも観た。自分の視点からみて悪くなった所と、良くなった所があった。しかし総合するとすばらしい出来だった。

 「55分繰り下げています」というテロップが2回も邪魔に入った。うちは今もブラウン管でアンテナも壊れかけだから元からきれいな映像を映せないけど、いまひとつの話数があったら録画したものを保存盤にしたらいいと考えていたのに。(モノノ怪のDVDはすべて買おうとは思っているが)

 フジの放送が終わった1時間半後に、もうニコニコ動画に映像がアップされている。しかも高画質で再生数が伸びている。沢山の人にみてもらったほうがDVDの売り上げにつながるので有り難いとは思うが、アップ早すぎじゃあ…?

 感想は続きにて。

 

 

 いきなりアバンタイトルで腰が抜けてしまった。劇中、雨が降っているのだがチラホラと雫が華となって落ちていくのである。また薬売りや通行人が使う傘も粋でかっこいい模様ばかり。それが。華が落ちていく。 

 私は雨の華にもう一目惚れ。「化猫」の最初と同様、一軒の宿屋に目を付けた薬売りがその軒先で口をパクパク。退魔の小刀と声にならない声で対話しているらしい。

 宿の受付には徳次という男がいる。名前は日本だが姿は黒人、顔のピアスがちょっとやりすぎという印象。女将もイヤリング?がまた派手で容貌もトンでいる。薬売りは、宿をたのむ。自分の目的を果たす為の常套手段なのか、年上の女性に色めかした視線をなげる。頬を染めてしまう女将、この男は知能犯だ。“ぶぅぅぅ”という効果音は無くしたようだ。訂正:“ぶぅ”の音は使われていた。見直し3回目にしてやっと気づくとは恥ずかしい。

 ここでオープニングテーマ。アコーディオンの音はジャパネスク怪異譚に合っていないと思う。オシャレカンケイという日テレの番組をおもいだした。まあ曲よりも問題があるのはボーカルだ。なんだアレは?! 音痴が歌っているように聴こえる。絶対に音をはずしているだろ。ちゃんとしたプロフェッショナルに差し替えを希望する。映像は格段にレベルアップしているのが救いだ。幻惑的な描画は拍手拍手。来週からはオープニングからAパート始まるまで、音声をミュートにすることにした

 CMに入るとすぐOP曲の宣伝が。ルパン3世の歌なんて知らないし、酷評されたほうが嬉しい気持ち。作画スタッフは歓迎していようが構わない。CDジャケットのボーカルは、タバコを手にしている。今時そのポーズかよ。そうしたほうがかっこ良かった時代はもう終わっていると思う。

 Aパートが始まった。この宿屋は縦の空間がとくに大きく拡がって描かれており、「化猫」の舞台となった屋敷で得た閉塞感を再び感じる事は無い。話がすすむにつれて顕われる背景美術に感歎してしまう。「化猫」の背景は千代紙を折ったようなパターン模様をよく見たが、今シリーズでは花鳥画を多用している。浮世絵のような人物画も多い。ああ、設定資料集や背景の画集などを出版してはくれないだろうか。それと受付の柱や梁の一部につけられた草花の模様がとても気に入った。もしも自分が家を建てられたら、ぜひ同じような装飾をほどこしてみたい。 

 夜も更けて、座敷童子編の主役にしてはインパクトがなかった、志乃が登場。彼女は金髪の白人という設定か。作品の舞台は、国が鎖国することもなく様々な人種が入ってきて共存している平行世界の日本なの?

 志乃は妊婦で6ヶ月のお腹をかかえていた。空き部屋はもうないと徳次がやんわりと追い返すが志乃は食い下がる。女将が相手でも退かず、泊めてくれないと私の死体が宿の表に転がるぞと脅迫する。なんだかんだと騒いでいると、宿泊客や外の通行人が注目している。モブの描写が怪しく気になる。影絵のような顔にきれいな花が咲いているからだ。それもまた。あんまり廻ると少女革命ウテナが出てきちゃう。

 女将は思案して徳次に耳打ち。いわくありげの進入禁止部屋に志乃を入れてしまう事にした。場所が最上階なのか案内される志乃が辛そう。そこかしこに丸まるとした人型の置物がある。マトリョーシカに見えるがダルマなんだと。階段では子供がたくさん騒ぐ声がして、志乃が和やかになる。キャンディキャンディのようなそばかすがあってタラコくちびるだが声はとても美人だ。「子供はお荷物」という女将の嫌みに志乃は固い意志を告げる。

 本編の舞台となる曰く付きの部屋に到着し、横になる志乃。火をおこしてくれた女将がいったん退出すると、ごとんと物音が。目をあけてみるとそこには黄色いだるまが転がっている。不思議におもってダルマを手に取っていたら唐突に子供が出現した。これがモノノ怪・座敷童子ーー。

 私はてっきりおかっぱ頭の日本人形のような姿をしていると思ったがぜんぜん違っていた。バナナのような黄色い肌で金太郎みたいな布をつけている。股には赤いふんどしが、長ーく垂れている。伝説の教育番組『できるかな』のマスコット・ゴン太くんの似た声の幼児がぶすっとして「それ返して!」を繰り返している。志乃がダルマを差し出すと、童子は部屋の奥の間に行こうと志乃を誘う。優しく断って諭していると、童子はこつぜんと消えていた。

  ネタバレ感想その2につづく

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コメント

こんにちは。コメント&tb、有難うございます。

>オープニングテーマ
違和感ありましたね。男性の声色も今ひとつ合っていない様だし、
あの最後の「かいっ」って所が特に…。
ああいう雰囲気のオサレ音楽を使うなら、
かすれた感じの女性ボーカルの方が良いかなと思いました。

>話がすすむにつれて顕われる背景美術
すごい良かったですよね。
今でも料亭などではああいう室内装飾も有るのでしょうけれど、
凄く壁の絵が素敵でした。特に最上階手前の壁の蟲の絵とか。
それと、遠近感をやけに多用していて好きなカットが多かったです。

投稿: くろぬこまとりょーしか | 2007年7月15日 (日曜日) 11時19分

くろぬこまとりょーしかさん
再びありがとうございます。
オープニングの楽曲そのものについては何も感じません。ただあの作風が「モノノ怪」の始まりにふさわしいとは思えないのです。
慣れてしまう予感はゼロなので、音消し→映像は見る方法は続けると思います。

背景美術はうっとりしてしまいます。蟲の絵はインパクトがありました。雫の華は好きなので、海坊主編では海面をどう表現するのか楽しみです。

投稿: 序破急 | 2007年7月16日 (月曜日) 00時35分

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